水餃子

水餃子(50個分)

中国では「餃子」といえば「水餃子」。
北京、西安など北方の小麦が主流の地域で、主食として食べられることが多く、春節(旧正月)に家族でつくり、新しい年を迎えます。







<材料>
《餃子の皮》
1 強力粉 360 g 
2 薄力粉 240 g 
3 お湯 350 g 〜
4 打粉(強力粉) 適宜
《餃子の餡》
1 挽き肉 400 g 
2 キャベツ300 g 
3 ほうれん草 50 g 
4 葱みじん切り 30 g 
5 生姜おろし 大さじ1
6 酒 大さじ1
7 醤油 大さじ2
8 塩 小さじ1
9 ごま油 大さじ1
《餃子のタレ》
 醤油       大さじ2.5
 2酢        大さじ4 
3おろし生姜                大さじ3 
4胡麻油      大さじ1 

<作り方>
 【 皮 】
・強力粉と薄力粉はふるいにかけて合わせる。
・お湯を沸かし、分量のお湯を少しづつ①に入れ、箸などで混ぜる。これを、手の平で押しながらまとめていく。
・しっかりと良く練り、丸くした状態でラップをして30分くらい置く。(この間に餡を作る)
【 餡 】
・キャベツとほうれん草は5mm角にカット。
・ボールに餡の材料を入れ、良く混ぜ合わせる。
・肉と調味料をしっかりと良く練り、粘りが出るまで練る。
  ・野菜は水が出ないように混ぜる。
台の上に打粉をひき、皮を載せて手でこねる。
1個が10gくらいになるようにちぎり、
バットの上に並べ、乾かないようにラップをする。
②の皮を丸めて台に置き、手の平で潰す。
これを麺棒で広げる。
 *真ん中は少し厚めに、周りは薄くなるように麺棒で伸ばす。
③の皮に餡を7~8gくらい載せて握る。
 *餃子がくっつかないように打ち粉をまぶす。
沸いたお湯に入れて、10分ほど茹でたら完成。
    *浮かんでから1~2分


水餃子を食べる行事

①「春節」

 
 「その昔、十干十二支で時を計っていた時代には、
 除夜の夜、亥の刻から子の刻に変わるときに
 新しい年と入れ替わるとされていました。
 子の時に入れ替わることを中国語で「交子(餃子)」といい、
 これは「餃子」と同じ発音です。
 したがって、年越しに餃子をたべると万事が思い通り順調にいくとされたのです。
 また餃子の形が昔の馬蹄銀(非常に高価な貨幣でした)に似ていることから、
 財宝を招くという意味が込められました。」
 

②「除夕」

 大晦日から家族が集まって餃子を作ります。
 「交」には「続く、末永し」という意味もあり、
 春節には長寿を願い食され、
 大晦日に年は越し餃子(更歳餃子、gèngsuìjiǎozǐ)を食べる、
 この習慣は明の時代ごろから始まったといいます。